在カンボジア日本大使館による日本人被害者学生への対応について the-about-of-mr-tanabe-with-kit-incident


今年度で在カンボジア大使館における大使館長の田辺領事が異動をなさいます。
この度、我々被害者の会はキリロム工科大学での被害を届け出たときの対応についての状況と意見について述べさせて頂きます。

  1. 電話が繋がらない
  2. 事件について無関心の可能性
  3. 大使館の存在意義とは?

1.電話が繋がらない

第一に気になったのが大使館に電話を掛けても繋がらなかったことです。被害者学生が追い出されたときに第一に頼りたくなったのは大使館でした。しかし、残念なことに大使館には繋がりませんでした。
最終的には大使館とコンタクトを取れたのですがそれは日本の外務省と連絡が取れたためでした。日本人が急なトラブルに見舞われたときは対応できているのか気になります。
これにはとくに不審な点があります。日本外務省に連絡を入れて田辺領事との面会日時をアポを取ったにも関わらず、田辺領事の開口一言は「私は何もしらない、聞いていない」」でした。これは外務省、大使館の組織的な欠陥か田辺領事の役人としての尊大な姿勢であるのか呆れるものでした。
学生一同今回の対応には大変驚きました。或いは日頃常に日本人に対してこのような対応を行っているのかもしれません。

2.事件について無関心の可能性

2月28日、大学から追い出された次の日に大使館で対応して頂いたのですが田辺領事が私たちの事件に無関心なのではないかと感じました。
被害について話をしている間に田辺領事から今はどこに住んでいるかを問われ、プノンペンで不動産会社を経営している谷俊二さんのコンドミニアムで保護して頂いたことを話すと田辺領事の関心は一気に谷俊二さんのことに変わりました。事件とは全く関係ないような事ばかりを熱心にメモを取っていたように感じました。
田辺さんは谷俊二さんと個人的に何かがあったのかもしれません。しかし、目の前に重い被害を被った若者がいるのにも関わらず被害についてのメモをあまり取らないということは最初から日本人を守ろうという意識は皆無なのでしょうか?
最後に田辺領事は言いました。
「このことはしっかりと記録をしておきます。ただ、大使館としては何もできることはありません」
その言葉には驚きました。暴力を受けた証拠も存在しているのにも関わらず何もしない。ここで何もしなければ将来的に新たな被害が生まれる可能性が大いにあることを想像できないのでしょうか?

3.大使館の存在意義とは

今回の田辺領事と日本大使館の対応を回想すると大きな土地に立派な在カンボジア大使館を構える意義が分からなくなりました。
谷俊二さんの著書「実録 勝つためのカンボジア投資」でも大使館は日本人の被害について手を差し伸べることはしないと述べられています。被害に遭ったときに大使館から助けを得ることができなかった日本人は私たち被害者の会と谷俊二さんだけではないはずです。海外で暮らせば日本では予想もできないようなトラブルが起こる可能性は生じます。しかし、被害に遭ってからの行動が肝心ではないでしょうか?具体的には大使館のホームページで日本人から伝えられた被害について公表することによって同じような被害が起こることを避けられるようにする、クメール語が分からない日本人と警察に被害届を出す等が大使館にはできたはずです。
日本人が被害にあったときには日本人のための行動を取ることが大使館の存在意義ではないでしょうか。


田辺領事の異動先の皆様のご武運をお祈り申し上げます。
そして今回の異動がより良い在カンボジア日本大使館の実現に繋がることを願います。