事件の経緯(6月6日更新) The detail of the accident


2020年02月キリロム工科大学は日本人学生を脅迫、監禁、拘束、強制退学しました。これに至るまでの経緯と背景を説明します

日本人学生・入学(夢をもって前向きに入学した学生たち)

キリロム工科大学は日本人である猪塚武氏が設立したA2Aという会社が母体となってリゾートと併設しているカンボジアにある大学です。
産業革命4.0に適合しIT×英語×インターンシップで実践力を養うというコンセプトを掲げています。

2014年設立のキリロム工科大学は2018年から日本人一期生の募集を開始しました。
2018年度、2019年度の日本人入学生にとって進学のための判断材料は非常に少なく大学公式Webサイトが主な情報源でした。

しかし様々な日本人学生が入学を多少の不便は覚悟のもとで開拓者精神をもって決意しました。
時代を見据え誰もしたことがない新しいことにチャレンジしようと思って来た者。
日本の教育に疑問を抱き思い切って海外進学した者。
金銭的に大学進学が厳しくキリロムの奨学金返済システムを頼みの綱にして来た者。
日本の大学や社会人を辞めて新しい学びを得るために来た者。
自分のスキルを最大限生かしたいと思って来た者。

学生と運営陣、講師陣が一丸となって新しい時代に適合した教育の在り方を模索、開拓し自分たちが大学を作るのだと入学当初はそれぞれの学生が夢と希望をもっていたことでしょう。
多少劣悪な環境だろうと運営陣、講師陣と協力して微力ながらでも自分たちで変えていけると思っていました。

添付・日時

  • 大学の日本語版Webサイト2018年頃からwebsite image
  • 大学のパンフレット2019年度 大学のパンフレット2019年度
  • 大学の日本人の募集動画2017/12/23(この動画に登場する大学図書館は未だ建設すら行われていない)PRvideo

入学後(しかし授業も電気もネットもまともな医療体制もなく学食は腐っている)

大学の授業の多くが中止になりました。
講師が結婚式などで3か月ほどいなくなり授業がなくなりました。
講師が大学運営会社のイベントの資料作成業務へ駆り出され1か月授業がなくなったこともあります。
大学のインターンシップやイベントの都合でも授業はなくなりました。

大学の授業は通行人に「Hello」と話しかけるものなど幼稚園や保育園のようなクオリティでした。
また、大学のパンフレットに載っていない課目が多く追加されました。

独立行政法人 日本学生 支援機構の認定校の規定上、教師は他の大学での5年以上の実務経験が必要ですが
実務経験のない人物が授業を行ったこともありました。

この様な授業で当然学生たちの成績は下がります。しかし運営陣は学生たちの成績の低迷について学生たちの努力不足と解釈しました。

インターネット回線の速度は非常に遅く授業中に配られた資料も閲覧できませんでした。
インターネット回線は頻繁に断線しました。

停電も頻繁に発生しました。
度重なる停電でコンピュータが故障した学生もいます。
授業中にも停電しプロジェクタが停止したりPCの充電が切れるなど授業を実施できる環境ではありませんでした。
大きなファイルのダウンロード中や3Dプリンタで部品を印刷中に停電しインターンシップも実施できる環境ではありませんでした。

大学の医薬品は提携病院からの寄付であり保健室には医者はいないが何故か保険証とパスポートが求められました。

学食には腐った卵や毛虫が混ざった野菜を出されることもありました。また学食には多くのネズミが生息し、食材置き場にはたくさんのウジ虫が発生していました。
清掃も不十分でした。汚れた鍋などが床に投げ出されていることも珍しくはありません。
食事どころか突然節水が行われたり、ウォーターサーバーを従業員に大量に使用され学生が水を飲めない状況がありました。

入学当初から現在まで、チフスや腹痛、下痢、偏頭痛、蕁麻疹などに襲われる学生が絶えません。
このような学食のため金銭的に苦しいにも関らず自炊せざる得ない学生も多くいました。
学生寮にはキッチンや冷蔵庫がないので、コンロや調理器具、食材の購入と保存で多くのお金を負担した学生が多くいました。

添付・日時

不当労働させられる学生

最先端ITやマネジメントなどの授業やインターンシップを通して実践的なスキルを得ることができるキリロム工科大学。

実際にはキリロム工科大学は学食のハエ退治や大学のリゾートのホテルのペンキ塗りを学生たちにやらせました。
ハエ退治ではキリロムリゾートのネイチャーシティのコンセプトに合わないとして薬品の使用を禁止されました。よって学生は学食の清掃作業を強いられました。
リゾートのホテルの建築では道具が足りず作業すら出来ない学生がいました。

また大学の業務の自動化のプログラミング作業を強いられた学生もいました。

自動運転車の開発プロジェクトでは、大学が購入した電動ゴルフカートとカンボジアの電圧の差を解消する電子回路の開発なども学生が行いました。
電圧220Vほどを取り扱うもので命に関わる非常に危険な作業でした。

インターンシップとは授業の延長線上にある内容でなくてはいけません。しかし学生たちは清掃や建築、電気工事、ゲストへの接待などの労働を強いられました。

添付・日時

  • タイムカード上の労働時間の写真(授業の後、記録されているものだけでも一日平均5時間程作業する学生もいた)
    • time_card
  • パイプルーム建設中の写真
    • pipe_room
  • ハエ退治中の写真
    • kill_fries

大学のラブホテル計画

キリロム工科大学の学園祭「キリロム会議」がキリロム工科大学の投資家の方々を招いたりし行われました。
また、投資家たちに学生が普段食べているものとして提供された食事は普段とはとても異なるものでした。

キリロム会議のために学生たちは午前5時から準備をさせられました。
インターンシップではなく明らかな労働です。

午後10時から投資家の方々へ女子学生が大学の敷地内でお酒を販売したり一緒に握手しながら踊ったりするイベントが行われました。
翌日午前3時に学生寮の近くで焚火をしていた男子学生が、クタクタになった女子学生が帰宅するところを見かけました。

更には家族留学でキリロム工科大学へ来ている既婚者女性もドレスアップされ投資家たちへの接待が行われました。
キリロムホステスと呼ばれています。

そしてキリロム会議の翌日、キリロム工科大学にラブホテルの開発を模索
大学の理事長の猪塚武もFacebookやTwitterでこの計画の実現を模索すると発言しました。

日本人の学生にもカンボジア人の学生にもこの計画は発表されず、SNS上でこの計画に気がついた日本人学生たちが計画の中止を運営陣らへ懇願しました。
しかし運営陣は聞き入れず、大学でのラブホテル経営には問題ないと一点張りでした。

添付・日時

  • hotel1
  • hotel2

改善しない運営陣

2018年度、2019年度の日本人学生共に、1年2年間掛けて大学運営陣へ改善を求め続けてきました。
しかし常に運営陣は大学の環境に不満を感じるのは学生たちの努力不足や責任とし聞き入れませんでした。
また、学生寮に冷蔵庫を設置しない理由については工科大学なのにも関らず電気を使わない実験をしている理解し難い説明がありました。
実際にはキリロム工科大学のためにプログラミングなどを用いて自主的により良い環境の実現に努めた学生もいました。

添付・日時

回線速度の写真(2019年度12月前後)(常に通信速度制限を受けていると言える状態です)

internet_speed2

学生の個人情報が流出

2020年2月、兼てから改善やラブホテル計画の中止を要求してきた日本人学生の個人情報が何故か大学全体へ流出しました。
パスポート番号や住所、電話番号、両親の名前等。

大学による脅迫

日本人学生たちは、大学の運営陣の対応があまりにも遅いので自身のブログやSNSへ大学の実状を発信しました。
また、キリロム工科大学の保健室での会話の内容が何らかの理由で漏洩しました。
※内容は保健室の看護師が第三者の通院履歴を学生へ漏洩された際の会話です。
その後、大学運営陣(別宮健三郎、釜我昌武)から大学の内部情報の発信はカンボジアの法律では違反行為であるとし学生たちを脅迫しました。
学生たちはカンボジアの何の法律に違反しているのかを運営陣へ質問しましたが、回答は得られませんでした。

大学による拘束、暴力、虐待、強制退学

キリロム工科大学は2020年02月27日午前9時、日本人学生たちを授業の改善の話し合いとして招集しました。
日本人学生が集まった後、キリロム工科大学の職員と警備員、弁護士、地方警察の方々数十名が日本人学生達を囲み不当に拘束しました。

キリロム工科大学は学生へスマートフォンやPCの中身及び個人情報を見せるように強要しました。
学生と日本大使館や学生と親がどのような相談をしているのかを調べるためだと思われます。
或いは誰がラブホテル計画に反対しているのかを調べるためだと思われます。

キリロム工科大学の運営陣は学生たちへこの捜査に協力しない場合は逮捕すると言いました。
学生たちは、警察手帳や逮捕令状、弁護士資格の掲示を求めましたが拒否されました。

学生たちが日本大使館への電話を求めたところキリロム工科大学の捜査に協力しなかった学生8名の中から6名に強制退学を言い渡しました。
またキリロム工科大学の運営陣たちの隙を見た学生がスマホを取り出したところ、
日本人職員の釜我昌武の指示で銃を持ったキリロム工科大学の警備員により学生へ暴行が行われました。

その後一部の学生へは、メールを通じて強制退学の通知が行われました。
強制退学通知の内容は全員同じもので内容は、「捜査に協力しなかったため」とありました。
「成績や出席が低いため」という理由がありました。しかし出席率や試験の成績が高い学生も強制退学となりました。
その他「大学のシステムをハッキングをした」など事実とは異なる理由も記載されていました。

合計3時間程拘束され、強制退学を受けた6名の学生には学生寮からの強制退去も行われました。
学生たちはエアチケットもお金の準備も出来てない中、大量の荷物と共にプノンペン空港付近へ放り出されました。

入学当初、35人いた日本人学生は09人まで減りました。

添付・日時

大学による強制退学者への名誉棄損

キリロム工科大学の理事長は、強制退学を受けた学生たちは法律違反を犯したと事実と異なる内容をブログ上で説明しました。
むしろカンボジアでは謙虚にしろ、逮捕ではなく強制退学で済んだことにありがたく思えといった内容でした。
更にキリロム工科大学理事長は、強制退学にした翌日の2月28日に学生2名を刑事告訴したなどと、3月4日に大学HPで発表しました。

なお、学生らは経営陣4名に対しカンボジア国内にて刑事告訴を添付の通り行いました。
大学HP内で公表されている「受理されていない」という供述は虚偽です。
訴訟提起をされてなお、明らかな虚偽投稿ができる大学には、今後の訴訟経過も真摯な態度がないのではと考えられます。

添付・日時